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    抜け毛は少ないはずなのに薄毛?頭髪の量と質について

    抜け毛は少ないはずなのに薄毛?頭髪の量と質について

    「最近、抜け毛は少ないのに髪が薄く見える」「以前に比べて髪のボリュームがなくなった」といったように、抜け毛は少ないはずなのに薄毛が心配になることがあるかもしれません。

    薄毛というと、髪が大量に抜けていくといったイメージがあるかもしれませんが、AGA(男性型脱毛症)の場合は抜け毛の量だけでは変化を判断できない場合があります。

    AGAでは、髪が細く短くなる「軟毛化」が進むことが特徴で、抜け毛の量だけではなく質に変化が起こることで、実際の抜け毛量はさほど増えていなくても薄毛に見えるケースがあります。

    今回は、頭髪の量や質と薄毛の関係やAGAで起こる髪質の変化とともに、セルフチェックのポイントや予防と治療について解説します。

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

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    頭髪の「量」と「質」とは

    抜け毛や薄毛を考えるとき、「髪がどのくらいの本数あるのか」という髪の量に注目しがちではないでしょうか。

    しかし、薄毛かどうかは毛髪の本数だけでなく、髪1本1本の太さや長さや成長する期間などにも左右されます。

    薄毛やAGAを正しく理解するためには、髪の「量」と「質」を分けて考えることが大切ですので、ここでくわしくみていきましょう。

    髪の本数と薄毛の関係

    髪の密度は、頭皮の一定面積にどの程度の毛髪が存在するかという観点から評価できます。

    一方で、見た目の薄さには毛髪の太さも大きく関係しており、AGAの男性では太い毛の割合が少なく軟毛の割合が多いものの、毛髪密度に大きな差がみられないケースもあります。

    つまり、髪の本数が大幅に減っていなくても、1本1本が細くなることで頭皮が透けて見えやすくなる可能性がありますので、「洗髪時の抜け毛が以前と変わらないから薄毛ではない」と判断するのではなく、多方面から薄毛をチェックすることが大切です。

    髪の質と薄毛の関係

    同じ本数の毛髪が生えている男性同士を比べたとして、太くしっかりした髪が多い人と細く短い髪が多い人では、見た目のボリュームは大きく異なります。

    AGAでは、髪の元となる細胞を含む毛包が徐々に衰退する「ミニチュア化」が起こり、毛髪が細く短く変化していきます。

    AGAは、前頭部や頭頂部の毛髪が軟毛化し、細く短くなることが特徴のため、薄毛対策では「抜け毛を減らす」という視点だけでなく、毛髪の太さや成長状態にも目を向けましょう。

    髪が抜ける前の変化が重要

    AGAは、円形脱毛症など突然大量の髪が抜けるタイプの脱毛症とは異なり、徐々に進行するという特徴があります。

    毛髪には、「成長期」「退行期」「休止期」というヘアサイクル(毛周期)があり、AGAでは成長期が短くなることがわかっています。

    その結果、毛髪が十分に太く長く成長する前に成長が終わり、細く短い毛が増えていくことで、AGAでは「抜け毛が増えてから対策する」という考え方だけでは不十分で、髪が細くなったり生え際や頭頂部の見え方がかわるなど、少しずつ現れる変化に注意することが大切です。

    抜け毛が少ないのに薄毛に見える理由とは

    抜け毛の本数がそれほど多くないにもかかわらず薄毛が気になる場合、いくつかの理由が考えられます。

    AGAでは、髪そのものの変化が見た目に影響することがあり、抜け毛の本数が少なくても、髪の密度や太さが低下することで薄毛が進行している場合があります。

    ここでは、抜け毛が少ないにもかかわらず、薄毛の印象を受けるおもな理由について解説します。

    髪の密度低下

    髪には1本ごとにヘアサイクルがありますが、何らかの原因で周期が乱れて成長期が早く終わってしまうと、1本ごとの成長期間が短くなり、太く育つ前に抜けてしまう場合があります。

    この場合、抜け毛の総数自体は大きく変わらなくても、単位面積あたりの毛髪本数、つまり髪の密度は徐々に低下していきます。

    密度の低下は本人にとって自覚しにくく、髪をとかしたときやセットしたときのボリューム感の変化として気づくケースが多く、抜け毛の本数を毎日数えている方でも密度の変化そのものには気づきにくい点が、薄毛の発見を遅らせる要因のひとつと言えるでしょう。

    実際に進行している変化を見逃さないためには、枕元や排水口の抜け毛の量をチェックするとともに、髪全体のボリュームやつむじ周辺の地肌の見え方にも目を向けることが大切です。

    以前と同じヘアスタイルなのにセットしづらくなった、髪が立ち上がりにくくなったといった場合は、密度の低下が進んでいるサインとして注意しましょう。

    髪の軟毛化

    AGAが進行すると、太くコシのある髪が細く弱い髪に置き換わる軟毛化(ミニチュア化)と呼ばれる変化が起こります。

    軟毛化はAGAに特徴的な変化で、視覚的なボリュームには反映されやすいため、抜け毛の量自体に変動がなくても薄毛が進んでいるように見える一因となります。

    産毛のように細く短い髪が増えてきたり、細く短い抜け毛が目立つようになってきた場合は、軟毛化が進んでいるサインの可能性があり、軟毛化した髪は成長しきる前に抜けてしまうことも多く、髪全体の平均的な太さが少しずつ細くなっていくため、抜け毛の本数の変化だけでは気づきにくいため注意が必要です。

    髪の太さとハリやコシの変化

    新しく生えてきた髪の直径が細くなったり、ハリやコシが感じられなくなったりすることも、薄毛の進行を示すサインのひとつです。

    抜け毛の本数をチェックするだけでなく、髪の太さや弾力を観察することがAGAの早期発見につながる場合がありますので、鏡で分け目や頭頂部を見る際に、地肌が透けて見えるかどうかもあわせてチェックしておくとよいでしょう。

    目で見ても変化がわかりにくいという方は、定期的に同じ条件で写真を撮っておくと変化にも気づきやすくなりますので、月1回程度写真を撮る習慣をつけることもおすすめです。

    また、髪を濡らしたときに地肌の透け方がいつもより目立つと感じる場合も、髪の太さや密度が変化しているサインになるでしょう。

    AGAと薄毛を見分けるポイントとは

    薄毛が気になったとき、「これはAGAなのか、それとも一時的な抜け毛なのか」と迷う方も少なくないでしょう。

    自己判断だけで原因を特定するのは難しいため、経過や薄くなっている場所、髪質の変化などをチェックすることが大切ですので、ここでAGAと薄毛を見分ける3つのポイントについて見ていきましょう。

    ポイント①:頭頂部や生え際の変化

    AGAは、頭部全体が均一に薄くなるというより、前頭部や頭頂部を中心に特徴的なパターンで進行することが知られています。

    ・生え際が以前より後退してきた

    ・M字部分が目立つようになった

    ・頭頂部の地肌が見えやすくなった

    ・つむじ周辺のボリュームが減った

    ・前髪が細くなった

    といった変化が徐々に現れている場合は、AGAの可能性を考える材料になります。

    一方、急激に大量の髪が抜ける、円形や楕円形の脱毛斑ができる、頭皮に強い炎症やかゆみがあるなどの場合は、AGA以外の脱毛症や皮膚疾患などが関係している可能性もありますので、皮膚科など医療機関への相談をおすすめします。

    ポイント②:抜け毛の変化の経過

    髪は毎日一定数が自然に抜けるため、抜け毛があること自体は異常ではありません。

    また、季節の変わり目やシャンプーの頻度、髪の長さなどによっても、目に入る抜け毛の量は変わりますので、1日だけの抜け毛の本数を数えてAGAかどうかを判断するのは困難です。

    大切なのは、数カ月単位で見たときに髪の状態がどう変化しているかをチェックすることです。

    ・抜け毛は少ないけれど、以前より髪が細くなった

    ・セットしにくくなった

    ・同じ髪型でも頭皮が見えやすくなった

    などの変化が継続している場合には、毛髪の量だけではなく質にも目を向けましょう。

    ポイント③:写真による経過のチェック

    薄毛の進行を確認する方法として、自分の頭髪を定期的に撮影して比較する方法があります。

    撮影する場合は、毎回できるだけ同じ照明、同じ場所、同じ髪の乾き具合、同じ角度で撮影し、正面だけでなく、生え際、左右のこめかみ、頭頂部、つむじ周辺などを記録すると変化を比較しやすくなります。

    ただし、AGAは問診や視診、頭皮や毛髪の観察などを組み合わせて診断しますので、写真比較で気になった場合はAGA専門クリニックに相談することをおすすめします。

    髪の量と質を左右する要因とは

    髪の量や質はさまざまな要因によって決まり、遺伝的な要因をはじめ生活習慣や頭皮の状態など複数の要因が影響しあっています。

    そのため、それぞれの要因を理解しておくことが対策を考える第一歩になりますので、ここでくわしく見ていきましょう。

    遺伝的要因

    AGAの発症には遺伝的要因が関与しており、家族にAGAの方がいる場合、発症のリスクが高まる可能性があります。

    これは、AGAの原因となる男性ホルモンのジヒドロテストステロンの活性度と、抜け毛指令を出す「脱毛因子」を産生するアンドロゲンレセプターの感受性の高さが遺伝で受け継がれるためです。

    遺伝的要因そのものを変えることは難しいものの、体質を早めに把握しておくことは、今後の対策の検討に役立ち、両親や祖父母の髪の状態を知っておくことも、自分自身のリスクを考える手がかりになります。

    しかし、薄毛の原因はさまざまなため、家族に薄毛の方がいないからといって発症しないとは限らない点にも留意が必要で気になる変化があれば専門クリニックで相談することが大切です。

    生活習慣と食事

    髪はケラチンというたんぱく質を主成分として作られており、たんぱく質や亜鉛、ビタミン類の不足は髪の健康に影響を与える可能性があり、偏った食生活や睡眠不足、喫煙、過度な飲酒も、頭皮環境や髪の成長に影響するため注意が必要です。

    日々の食事を見直すことは、髪だけでなく体全体の健康維持にもつながりますので、特定の食品やサプリメントだけに頼るのではなく、主食・主菜・副菜をバランスよく組み合わせた食事を継続することが、健やかな髪を育む土台になります。

    あわせて、質の良い睡眠を十分に確保することも、髪の成長を促す「成長ホルモン」の分泌にとって欠かせない要素です。

    頭皮環境とヘアケア習慣

    頭皮は髪が育つ土台であり、頭皮環境の乱れは髪の質や成長にも影響を及ぼしやすい部分のため、頭皮の血行不良や過度な皮脂、乾燥などは頭皮環境を悪化させる要因となります。

    誤ったシャンプー方法や過度なブラッシング、整髪料や皮脂の洗い残しも頭皮に負担をかける場合がありますので、日頃から頭皮を清潔に保ち、爪を立てずに指の腹で優しく洗うなど、負担の少ないヘアケアを心がけることが大切です。

    また、すすぎ残しがないよう丁寧に洗い流すことや、ドライヤーを使う際は頭皮から適切な距離を保ち、同じ部位に熱を当て続けないようにすることも、頭皮への負担を減らして頭皮環境を整えるうえで意識したいポイントです。

    まとめ

    薄毛は「髪が何本抜けたか」だけでは判断できず、抜け毛がそれほど増えていなくても薄く見えることがあります。

    AGAでは、髪が細く短くなる軟毛化が進むため、「抜け毛は少ないから大丈夫」と自己判断するのではなく、生え際や頭頂部の変化、髪の太さ、ボリュームなどを総合的に確認することが大切です。

    生活習慣を整えることは健康な毛髪を保つための基本ですが、AGAが疑われる場合はAGA専門クリニックで診断を受け、必要に応じて適切な治療を検討しましょう。

    より安心して薄毛予防・治療と向き合うために

    AGA薄毛予防治療クリニックではみなさんの症状に応じて適切な処方を行っております。より身近に・続けやすいAGA治療を行っていただくためにオンライン診療を充実。まずはお気軽にお問合せください。

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